ダンサーとは、文字通りダンスを職業とする人のことを指します。自分の身体を使ってパフォーマンスを披露し、観客に笑顔や感動を与えるのがダンサーの役目です。

ダンサーの活動スタイル

• プロダクションに所属して活動する
• フリーランスのダンサーとして働く

ダンサーの働き方はダンスのジャンルによっても異なりますが、プロダクションなどに所属する人とフリーランスで活躍する人の2種類に分けられます。

プロダクションなどに所属する場合の例を挙げると、ダンサー事務所、芸能事務所、バレエ団、劇団、ダンス教室などがあり、これらに所属することで仕事を得やすくなるでしょう。

プロのダンサーをめざす過程では、ダンス教室やダンススクールでインストラクターの仕事を兼務したり、アルバイトをしたりすることで、ダンスに必要な日々の創造力を養っていきます。

レッスンやトレーニングを続け、技術と表現力を磨き続ける努力が求められます。

ダンサーは、身体の表現パフォーマンスを披露し、観客に感動を与える仕事です。

ダンスといっても様々で、クラシックバレエのような古典的なものから、ヒップホップやストリート系のダンス、社交ダンス、ミュージカルなどがあります。

ここ最近では、それぞれのジャンルを組み合わせた踊りがでてきています。

ダンサーの仕事内容は、舞台やテレビ番組、映画などに出演するほか、歌手などのバックで踊るバックダンサー、クラブイベントで踊るダンサー、テーマパークのショーに出演するなど、様々な場所で自分の持ち味を生かして仕事をします。

プロとアマチュアの線引きが難しい業界ではありますが、ダンスだけで生計を立てることができる人がプロと言えます。

芸術には数多くの表現方法がありますが、ダンスは自分の身体をフルに動かして様々な感情を表現できます。

自分自身を鍛え、身体を使って表現し、より魅力的なダンサーへ成長していくことこそが、この仕事の大きなやりがいです。

エンターテインメント性の強いダンスの場合は、観客の反応を間近で感じることができます。

自分のダンスで誰かに感動を与えられる。ダンサーにとってこれほど嬉しいことはありません。

観客の拍手や笑顔が、ダンサーの力となり、大きな楽しみに繋がります。

また、ダンスは言葉を使わない表現でもあります。国境を超えて人の心を動かすことができたときの喜びは何物にも代えられません。

ダンサーになるためには、ダンスの力量だけでなく、突出した表現力や個性が求められます。

プロとして踊り続けるには、基本的なダンスステップや身体の使い方を身につけておくことが必須です。

主に専門学校やダンス教室でレッスンを受け、技術を磨いていきます。

卒業後は、プロダクションやダンススタジオに所属したり、チームを組んでクラブイベントに出演したり、フリーランスでオーディションを受けながら、仕事の幅を広げていくのが一般的な流れです。

また、より豊かな表現力と技術の習得を目指してダンス留学をする人もいます。

絶対的な正解というものはなく、自分に合った道を自分自身で選んで進むことも重要です。

ダンサーにとって最も大切なのは、「ダンスが大好き」という気持ちです。

四六時中ダンスのことを考えられる人、上達のためにはダンスの勉強や厳しいレッスンも頑張れるという人は、きっと成功することができます。

ダンサーは「魅せる」、つまり表現することを重視するだけに、ときには体重などのコントロールを求められることもあります。

体調不良やケガで仕事に穴を空けることはできないので、ケガや身体の故障を防ぐために、地道なトレーニングやケアを行い、自己管理できる能力も求められます。

ダンサーのオーディションでは、ダンスの審査以外に、面接試験も行われることが多いです。

その場合、ダンスの技術面だけでなく、面接が合否を大きく左右します。

プロダクションなどへの所属を目指す場合も、ほとんどの場合で面接が行われます。ダンサーにとって、面接は避けて通ることができません。

そこまで面接が重視される理由は、「なぜ、ここで踊りたいのか？」「どんな踊りをしたいのか？」などを、自分の言葉でしっかりとアピールできる熱意、ダンサーとしての意気込みが重視されているからです。

身体を酷使し厳しいレッスンに耐え、それでもダンスを続けたいという強い思いを持つ人だけが、ダンサーになることができるのです。