CLOSE
INFORMATION

2021/06/25

甲陽音楽祭Day1(6/19) Suspended 4thスペシャルライブ レポート

甲陽音楽祭の初日のスペシャルライブは

名古屋のストリートから、

甲陽出身のKazuki Washiyama(G&Vo)が率いる4人組・Suspended 4thが来校!


“卒業生で〜す!”というWashiyamaのときの声から「BIGHEAD」でスタートを切ると、

学祭スタッフを務める在校生達が並ぶ会場を

耳に残るメロディとタフなアレンジで加熱する。



そしてWashiyamaは甲陽で学べたことに感謝を述べ、

当時得たコードの知識をネタにしたメンバーとのトークで緊張を解くと、

その自由な空気を背景にまさかのジャムセッションへ。



「The Chicken」を、今日だけの特別編「Neo Chicken」としてプレイ。

ジャンルレスに展開する変幻自在の音楽は聴きごたえ十分で、

4人の高いテクニックに拍手が起こる。


これにWashiyamaは“これがストリートです(笑)”とこたえ、

次の「INVERSION」でもその演奏力で強いグルーヴを生み出して

座っている在校生たちの体をも揺さぶる。




さらに後半戦には、最新シングル「もういい」と

キラーチューン「ストラトキャスター・シーサイド」を連続させ猛攻。




前のめりのギター&ベース、

躍動するドラムと憂いも帯びる声にフロアの集中は高まり、

そこに疾走感も加えた4つの音が一体となって迫り来る。

まさに“サスフォーの醍醐味”といったところだ。

と、ここで小休止のMCへ。


Washiyamaの在学中は本人いわく“おかしくなってたんで(笑)

”とのことで、“通えんかな? あと1年。活休するんで(笑)”と復学願望も飛び出す。

またWashiyamaが“(甲陽は)バークリー(音楽大学)と提携してんだって”と言うと、

Seiya Sawada(G)も“海外行けんの? お願いします!”と乗り気に。

話は思わぬ方向に弾むが、気づけば早くも終わりの時。


最後にWashiyamaが学生時代に授業で提出したという「SKY」をセレクトし、

雄大なロックバラードでクライマックスへ! 


在校生たちは4人が織り成す美しい旋律に頷くようにして聴き入り、
配信の観客もWashiyamaが目を閉じ歌う映像に釘付け間違いなし。


会場・配信ともに余韻たっぷりのラストシーンとなった。



去り際、Washiyamaは“ここ(舞台)に上がって来んの楽しみにしてます!”とひと言

後輩たちに特大のエールを残してくれた。

セットリスト
BIG HEAD
INVERSION
Neo Chicken
もういい
ストラトキャスターシーサイド
Sky

取材・文=服田昌子 撮影=Brain Buster 戸江智文

あわせて読まれている記事

記事一覧