卒業生スペシャルインタビュー|神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 音楽・ダンス・俳優・声優
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[ ヴォーカリスト]シンシア・ターニャ さん

いろんな音楽に触れて自分のスタイルを確立できる、
koyoはそんな場所です。

さまざまなアーティストのフィーチャリングヴォーカリストとしてその歌声を耳にする機会が増えている注目のシンガー、シンシア・ターニャさん。
現在の活動に繋がる出会いと経験について聞きました。

小学生の頃、車の中で歌っているうちに
歌うことがどんどん好きになっていきました

音楽に初めて興味を持ったのはいつ頃からですか?

小学生の頃、車の中で音楽に合わせて母と口パク大会みたいなことをしていたんです。そのうち実際に歌ってみたら、すごく楽しくて。 それでいろんな曲にチャレンジしているうちに、歌うことがどんどん好きになっていきました。

どんな曲を歌っていたのですか?

プリンス、シンディ・ローパー、ビリー・ジョエル、アレステッド・ディベロップメント、ビヨンセとかです。こういう曲をちゃんと歌えたらカッコいいだろうなって思いながら、車の中なのでけっこう大声で歌ってました(笑)。

本格的に歌うようになったのは?

歌とダンスをやりたくて、11歳のときに劇団に入ったんです。小学生から高校生が在籍しているカジュアルな感じの劇団だったんですけど、もともと私はとても恥ずかしがり屋で、ステージに上がってもずっと腕を組んで歌っていて(笑)。でも、何回も人前に出ているうちに少しずつ慣れていき、それまでは全く縁がなかったミュージカルの曲を聴くようになって、音楽の幅も広がりました。その劇団との繋がりはずっと続いていて、今はそこで講師もしています。

koyoに入学したいきさつは?

高校生のとき、koyoと音楽業界のいろんな企業が合同で企画したオーディションを受けたんです。私が知らない間に母が応募していたんですけど(笑)。オーディションなんて初めてだったからすごく緊張して、全然ダメだったなと思っていたら、合格通知をいただいて。それがきっかけで、koyoで学ばせていただくことになりました。あのときのライブ審査はすごく良い経験でした。

koyoのライブでたくさんの刺激を受けて
こんな素晴らしいことをやっていけたらなと

koyoでの学校生活はどのようなものでしたか?

とにかく私は何の知識もなかったので、全てが初めてのことばかりでした。曲にキーがあるというのを初めて知ったりとか、そういうレベル(笑)。基本中の基本をたくさん教えていただいて、音楽に対する見方がガラッと変わりました。それに、koyoにはいろんな人がいるので、聴く音楽のジャンルもさらに広がりましたね。一番大きかったのは、曲ができていく過程を間近で見られたことです。いろんな楽器が合わさって、みんなでセッションしながらチームワークで曲が作られていくのを見て、音楽って深いんだなと思うようになりました。

歌に関して学んだことで印象に残っているのは?

それまでは好きなように歌っていたので、喉にけっこう負担をかける歌い方をしていたんです。でも、喉の聞き方とかいろんな技術を学んだら、楽に声を出せるようになって。もっとナチュラルに歌うコツをつかんだというか、「こんな感じで歌えばいいんだな」という扉をkoyoの先生に聞いていただきました(笑)。

他に思い出深いエピソードがあれば教えてください。

先輩の卒業ライブで、急遽出られなくなった人の代わりに私が歌わせていただいたことがあったんです。周りのみんながすごく応援してくれて、大きな歓声を浴びながらステージに立って、人前で歌うのってこんなに楽しいんだと思いました。別のライブでは、ある女の子のヴォーカルが本当に堂々と歌う姿を見て衝撃を受けましたね。大きなライブハウスのステージでとても自由に歌っていて、バンドメンバーもすごく楽しそうで、それがお客さんにも伝わって一体感がすごかったんです。こんな素晴らしいことを、これから自分もやっていけたら素敵だなって、そのとき思いました。

人間が演奏する生楽器の味を大切にしながら
自分らしい音楽を追求していきたいです

今はモデルと音楽の仕事を並行して行っていますね。

もともとモデルの友達が多くて、15歳の頃にモデルの仕事を始めました。音楽の方は、koyoにいた頃から友達とカフェやライブハウスで少しずつライブをするようになっていたんですけど、入学のきっかけになったオーディションで審査員をされていたレコード会社の方がトラックメーカーのSeihoさんを紹介してくださって、一緒に曲を作ったり、ヴォーカリストとしてライブに呼んでいただくようになりました。

Seihoさんとの仕事は大きな転機になったようですね。

紹介していただいて初めてお会いした後、私の方から「弟子にしてください!」ってお願いしたんです。歌うだけじゃなくて、ある程度自分でも曲を作れるようになりたいと思って、トラック制作の作業を見学させていただきました。そのときのことが印象的だったみたいで、一緒に曲を作るようになり、その後の活動に繋がっていきました。

ゲスの極み乙女。の英語詞カバーでヴォーカルを担当したことも注目されましたが、これはどういう経緯で?

Seihoさんのライブでゲスの極み乙女。のA&Rさんと知り合って、そこからですね。リスナーの方の感想をSNSで見ると、Seihoさんと一緒に歌ったりしているのを知ってくださっている方もいて、「前から応援しています」とか言っていただくと、本当に嬉しいですね。

活動の幅が広がる中で、プロとしての自覚を感じることはありますか?

私はずっと若くて子供で、周りの人が温かく見守ってくれると勝手に思っていたんですけど、人前で歌っていると、お客さんはやっぱりプロのエンターテイ ナーとして見ますよね。だからそれに応えなければいけないし、歌っているときの仕草とか、指先の動きまで意識しないとダメだなと思うようになりました。

これから音楽業界を目指す人に伝えたいことは?

いろんな経験をすることが大切だと思います。koyoはいろんな人や音楽が集まっている素晴らしい環境なので、その全てに触れていただきたいですね。苦手なジャンルにも挑戦することで成長し、そこから自分のスタイルが確立されていくんじゃないかと思います。私なんかが言うのは申し訳ないですけど(笑)。

では、シンシアさん自身が目指すアーティスト像は?

リアン・ラ・ハヴァスっていうイギリスのシンガーがいらっしゃるんですけど、すごく自分らしく素敵な音楽を歌っていて、私もあんな風になりたいなと思います。音楽のスタイルとして目指すのは、今風のアコースティックタッチでの R&Bにもチャレンジ。打ち込みで作る音楽もいいですけど、人間が生の楽器を演奏すると、やっぱり味が出ますよね。それを大切にした音楽を作っていきたいです。

2015年卒業、兵庫出身のシンガーソングライター。ピュアで繊細な歌声をベースにR&B/Soulの要素を取り入れた楽曲スタイルのアーティスト。 2020年、ゲスの極み乙女。のアルバム「ストリーミング、CD、レコード」収録曲3曲の公式英語Ver.でもヴォーカリストとして抜擢された他、グリコ チョコレート LIBERA「OL編」や「JCBオリジナルカード」CM歌唱を担当 するなど、他方面から評価されている。2021年12月、活動を本格的にスタート、1stシングル「Reminder」をリリース。2022年3月、客演にVivaOlaやNenashiを迎えた1st EP『Time』をリリース、新人ながらSpotifyのプレイリスト「Soul Music Japan」のカバーに選出されるなど、多数の大型プレイリスト入りを果たし早くも注目を集めた。

2配信シングル「 I’ll be」
Label:monogram records

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