イベントプランナーとは、展示会、セミナー、音楽ライブ、スポーツ大会、ブライダルフェアなど、様々なイベントを企画・準備・運営する人のことを指します。

イベントプランナーの活動スタイル

• コンサートイベントプランナー
  コンサートやライブなど、音楽を主体としたイベントに携わります。
• スポーツイベントプランナー
  フットサル大会や野球イベント、マラソン大会などスポーツに関するイベントに携わります。
• ウエディングプランナー
  結婚式を専門にプランニング、プロデュースする「ウエディングプランナー」も、イベントプランナーに含まれます。

イベントプランナーの仕事内容は多岐に渡ります。

イベントに関する情報収集から始まり、パンフレットの制作、宣伝、告知といった事前準備、音響や照明、美術効果を含めた会場作りまで様々です。

携わるイベントの規模も幅広く、町のお祭りから大型ドームを貸し切るライブ、さらにはオリンピックに至るまで、様々なイベントの裏で奔走するのがイベントプランナーです。

世の中のニーズをつかむ力、独創的なアイデアを生み出せる感性やセンス、マーケティングやPRに関する知識など、目的達成のために多岐にわたるスキルが求められる職業です。

イベントプランナーは、「自分の企画したイベントで、多くの人に感動を与えられる」という部分に大きな魅力を感じられる仕事です。

思わず聴き入ってしまうような演奏や、舌を巻くパフォーマンスなどを舞台から観客に届け、感動を共有することができます。

「素晴らしいものを多くの人々に広めたい」と考えるイベントプランナーにとって、大きな喜びとやりがいを感じられる瞬間です。

また、イベントを通して人と人、人と世界を繋いでいけることもこの仕事のやりがいです。

イベントプランナーになるためには、学生のうちに様々なイベントを見て自分自身の感覚を磨いておくことが大切です。

学生のうちにイベント会社でアルバイトとして働いてみるのも良い方法です。

イベントプランナーが実際にどんな仕事なのかを知ることができ、就職活動のときにアピールできるポイントにもなります。気になる会社のイベントなどがあったら、積極的に足を運ぶことも大事です。

そして、広告代理店やイベント制作会社に就職することが何よりの第一歩です。

大手の企業だけでなく、地元に根付いたイベントを企画する会社や、特定のイベントを専門に行う業者もあります。自分がどのような働き方をしたいのかを考えて、じっくり企業研究することが必要です。

映像・照明・音響などの専門分野を目指したいのであれば、それらの学科がある専門学校で実践を積みながら技術を身につけるのも有力な方法の一つです。

イベントプランナーは、クライアントと打ち合わせを重ね、目的達成のために知恵を絞って魅力的なプランを作り上げます。

そんなイベントプランナーには以下のような人が向いています。

1.仕事に対する情熱のある人

イベントを通して多くの人に感動を与えたいという夢や希望を持っていることがとても大切です。専門知識や経験はもちろんのこと、仕事に対する情熱が不可欠となります。

2.時代に合った感覚を持っている人

多くの人の心をつかむイベントを企画するためには、常に新しいものを追い求める姿勢や、好奇心の強さ、流行を読み解く鋭い時代感覚も必須です。
娯楽の多くがネットを通して楽しめる現在、それでも足を運びたくなるようなイベントを企画・運営できる人材が求められています。

イベントプランナーは平均年齢が若く、体力が必要な仕事です。
その一方で経験が重要視されるため、イベントプランナーを目指すならできるだけ早いうちから行動することが大切です。

専門分野のイベントを手掛けたいなら、専門学校で特定の分野を学ぶのも良いでしょう。
音楽イベントをやりたいなら音楽ビジネス系、ブライダルイベントをやりたいならブライダル系の専門学校などが考えられます。
マスコミ関連の専門学校や、イベント全般のプランニングを学べる学校もあります。
コンサートのプランナーには音楽大学出身者もいるなど、様々な学歴の人がイベントプランナーとして働いています。